すやすや眠る赤ちゃんの寝顔はかわいいですが、3時間以上寝たり、はたまた夕方遅くに寝てしまったり。こんなに寝かせて大丈夫かしら?と心配になることはありませんか?
お昼寝の時間帯や長さはどれぐらいが良いのでしょうか?
そこで、この記事では月齢別で、赤ちゃんのお昼寝の最適な時間や回数をご紹介します。
そもそもどうしてお昼寝は必要なの?
大人の「睡眠」は、疲れを取ることが主です。一方、子どもにとってはそれ以上に、成長への必要性があります。成長ホルモンが睡眠により分泌されたり、「夢」によって記憶が定着したりすることが、研究でわかっています。
1日のいつ眠くなるかは家庭環境も関わります。家族全体が早起きならば、子どもも自然と早起きになります。また、保育園に通っている場合は、施設ごとに卒園前は小学校生活の準備として、昼寝しない園もありますが、たいていの場合昼寝は日課になります。
はじめにお伝えしたい重要なことが、赤ちゃんの成長スピードには個人差があります。なので、断言はできないのですが、平均的な最適なお昼寝時間や回数をまとめていきます。目安にお使いください。
生後1カ月まで(新生児)
目安の平均睡眠時間
16~18時間
昼寝の目安
昼夜問わず、1~3時間の睡眠
この時期の赤ちゃんはたっぷりの睡眠を必要とします。まだ体内時計を持っていません。浅い睡眠を昼夜問わず繰り返すので、この時期の赤ちゃんはこの時間お昼寝させるぞと意気込まず、赤ちゃんが眠りたいときに寝かせてあげましょう。授乳するお母さんは大変かと思いますが、この時期はすぐに終わるので、赤ちゃんの成長を観察しましょうね!
生後2カ月~4カ月前後
目安の平均睡眠時間
15~17時間
昼寝の目安
午前中:1~1.5時間程度
午後:2~3時間程度
夕方:30分~1時間程度
生後2カ月あたりから少しずつ体内時計が整い、夜に眠る時間が長くなってきます。このあとだんだん、月齢が進むごとにだんだん生活リズムができてきます。日中のお昼寝はあまり長くは寝かせすぎないように心がけましょう。夕方のお昼寝は17時頃までに終えておくとベターです。すぐに夜を認識して、夜に寝ることにシフトする赤ちゃんは稀ですが、健康的な睡眠サイクルの基礎を作りましょう。
生後5カ月~8カ月前後
目安の平均睡眠時間
14~16時間
昼寝の目安
午前中:1~1.5時間
正午頃:2時間
午後:0.5時間
この時期の赤ちゃんは睡眠のパターンは安定してきます。夜の間、寝るようになってきます。しかし、赤ちゃんは依然として、頻繁に目を覚ますので、そのような様子でもあまり神経質にならなくて大丈夫です。
生後9カ月から1歳前後
目安の平均睡眠時間
12~14時間
昼寝の目安
午前中:30分~1時間程度、しないことも
午後:2時間前後
夕方:できればなし
生後9か月~1歳の赤ちゃんは、成長がめざましく睡眠時間がかなり減ります。離乳食が始まる時期ですね。徐々にお昼寝の時間と回数を減らすようにしてみましょう。離乳食の前後でお昼寝をして、起きたら散歩にいくのもいいですね。自分からお昼寝をしないことを選ぶ子も増えてきますので、そうなったら無理にさせる必要はありません。
以上が月齢別のお昼寝時間の目安ですが、あくまでも目安です。あまり神経質になりすぎず、赤ちゃんの成長を見守りましょう。
赤ちゃんのお昼寝は発達に欠かせません。ぜひお昼寝の環境にも配慮してみましょう。
赤ちゃんの寝る場所は?
在宅で仕事をしていたり、家事をこなしたりする場合でも、赤ちゃんのお昼寝場所は目が届きやすいリビングなどにしましょう。お昼寝をしたなと思ったら、こまめに息を確認するようにします。
赤ちゃんのお昼寝の時、明るさはどうする?
赤ちゃんのお昼寝に最適な明るさは、木陰くらいの薄暗さといわれています。もちろん、明るすぎると、なかなか眠れないのですが、真っ暗にしすぎるのではなく、うっすらと太陽光が入るぐらいの完全遮光ではない遮光カーテンがおすすめです。このぐらいの環境を整えられたら、部屋の電気は消すといいでしょう。
赤ちゃんに最適な室内の温度は?
赤ちゃんはまだ自律神経が整っていません。そのため体温調節がうまくないので、大人が室内の温度を管理することが必要です。夏場は26~28℃前後、冬場は20~23℃前後に設定しましょう。また、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たっていないか、赤ちゃんの場所を確認することも大切です。
赤ちゃんのお昼寝に適切な湿度は?
乾燥しすぎも、湿気ムシムシも赤ちゃんにとっては快適といえません。エアコンをつけると乾燥しやすいので気を付けます。室内の理想的な湿度は60%程度といわれているので、湿度計や加湿器・除湿器を用意して、加減しましょう。
さいごに
月齢別の赤ちゃんのお昼寝について、またお昼寝の環境についてご紹介しました。いかがだったでしょうか?部屋の環境など整えるのは少し難しいかもしれませんが、特に湿度などは、大人が体調をよくするためにも最適な環境となります。赤ちゃんと一緒に、心地よい環境をつくるような心がけで、ベストなお昼寝をさせてあげましょう。
この記事を書いた人:
保育士 さかいゆみ